一通りデータ入力が済んだら、必ず校正作業というものを行います。求人記事の中で、「校正作業をきちんと理解できている方」という応募条件が提示されていることも多いので、きちんとおさえておきましょう。
校正のやりかた
校正というのは、入力したデータに間違いがないかどうか見直しをする作業のことです。
まず、入力したデータをプリントアウトします。そして、一字一句間違えていないか、仕様のとおりに入力できているかをチェックしていきます。間違っていた箇所には赤ペンや赤えんぴつでチェックを入れ、正しい内容を書いておきます。
※このとき、原稿はクライアントからお預かりしているものなので、原稿側に書いてしまわないように注意しましょう。
すべてのデータのチェックが終わったら、今度は実際にデータを修正していきます。そして赤ペンでチェックした箇所を確認し、データを正しく直します。その際、直し残すところがないように、直したところには校正用紙に青ペン(赤ペンと色が違えばなんでもいいです)でチェックのしるしをつけていきます。
最後に、青ペンでチェックしそびれている箇所がないかどうかを確認し、一通りの校正作業は終了です。
この作業を、できれば2~3度繰り返すのが望ましいです。間違いのないデータを納品できるということは、クライアントの信頼も得られ、次の仕事に通じることなので、とても重要な作業です。
入力作業よりも校正作業が一番大切とも言えると思いますので、納期が迫っていてもあせらずに時間をかけて行いましょう。
校正用紙の提出
クライアントによっては、「校正用紙を提出してください」というところもあります。その場合は、きちんと校正作業をしているか、ということを判断するための提出なので、修正後のデータをプリントしたものではなく、自分で書いた赤ペンや青ペンのチェックが入った用紙を提出します。
ワークグループリーダー時代に、よく裏紙で提出してこられる方もいましたが、私個人の感想として、校正用紙を提出する際は、裏紙ではなく、新しい用紙で提出したほうが、丁寧な印象です。