データ入力の分野では主にWord、Excel、テキストエディタなどを使用する仕事がほとんどです。ではどんな仕事があるのか、具体的にあげてみます。
テキスト入力
テキスト=文字のことです。ですからテキスト入力、というのは単純な文字入力のことです。ベタ打ちとも言われています。テキストエディタというソフトを使うのが一般的です。
では、テキスト入力というと、どんなものを入力するのでしょう?
たとえば、私のやってきた仕事では、会社の社報原稿、短歌雑誌の原稿、試験問題、卒業文集などさまざまなものがありました。
クライアントから宅配便などで送られてくる原稿をもとに、テキストを入力していくお仕事です。原稿の状態もさまざまで、活字で書かれているもの、手書きで書かれているもの、縦書き、横書きなどいろいろとあります。私達ワーカーが文字だけのデータを作り、その後、本や書類を作る担当の方がレイアウトを組んでいく時にその文字データを使用するんですね。文字を打ちながらレイアウトを組んでいたんじゃ時間がかかりすぎてしまうので、文字入力だけの仕事があるわけです。
印刷会社などから請け負うことが多い仕事です。単価は主に1文字あたりの料金が設定されています。
データ入力
データ、と言っても、これもまたいろいろあります。アンケート、名刺、名簿、論文、成績表などの情報のデータベース化など。
クライアントが、紙上で集めたデータをパソコンで集計したり、分析したり、分類したりするためにデータベース化する仕事ですね。コンビニやファミレスなどでアンケート用紙に記入したことがある人は多いと思いますが、そういったものが原稿になっていたりするわけです。
主に使用するソフトは、Excel、Access、桐などがあり、単価は1件(1行)あたりの料金が設定されているのがほとんどです。1件の中の項目数(列数)によって、単価の変動があります。
文書作成
読んで字のごとく、文書を作っていく仕事です。マニュアルや社内報など、作ったデータをそのまま印刷して冊子にしたり、PDF化したりして使用するための仕事ですね。
文書なので、文字を打つだけではなく、文章の体裁を整えたり、時には、写真や図版を入れながらレイアウトもすることになります。私がやっていた仕事でWordで作る社内報の仕事がありましたが、文字のポイント数から図版の段落指定などまで細かい仕様が決められていて大変だった覚えがあります。また同じくWordで作るチラシのテンプレートの仕事もありましたが、こちらは画像ファイルをトレースしていく、という仕事でした。
主に使用するソフトはWordや一太郎など、単価は1ページ単位で設定されていることが多いです。