納期に間に合わない!
在宅ワークでデータ入力の仕事をしていると、納期ギリギリで間に合わない!という事態がどうしても起こってしまいがちです。
データの納品については、メールで納品することがほとんどなので、ギリギリになっても数秒あれば出来上がったデータをインターネットを通じて届けることはできてしまいますが、問題なのは原稿の返却やCD・MOなどの媒体に記録したデータを宅急便で納品する場合にどうしても発送できないという事態が起こってしまうことです。
たとえば、2日の午前中までに原稿とデータを納品、という仕様だったとします。その場合、データは2日の正午前までに送ればギリギリセーフ。でも、原稿は前日である1日のうちに発送しなければなりません。データができてない場合は、原稿を返してしまうと入力ができません。
できていない分のデータの入力があと一日猶予があれば入力できるのに、原稿をどうしても返さなければならない。
この時点で、「間に合いません」といってくるワーカーさんもけっこういらっしゃいました。でも在宅ワークでSOHOとして仕事をするのであれば、納期は「厳守」ではなく「死守」です。納期が守れなかった時点で、信用は二度と帰らず、もちろん次の仕事ももらえることはないということになってしまいます。
実際、私自身もこんなことが何度もありました。でも、ほとんど納期に遅れたことはありません。この時点であきらめるのは早いんです。
納期に間に合わせる裏技とは
こんな時はどうしたらいいのでしょうか?
要するにどんな手を使ってでも、指定された期限までに指定されたものが届けばいいわけです。私が困ったときに使っていた手段を紹介しておきますね。何かで困ったときに、参考にしてみてください。
データの入力が終わっていないのに原稿を返却しなければならない場合
こんな場合は、原稿をコピーしてしまいます。コピー機を自分で持っていればそれでいいですし、私はコピー機を持っていなかった時はコンビニへ走りました。(夫が走ったこともあります(笑))入力の終わっていない分の原稿を全てコピーして、原本はクライアントに返却してしまいます。
自分はコピーをした原稿で入力すれば、納期ギリギリまで作業できて、原稿も期日どおりに返却することができます。ただし、秘密保持の契約違反にならないよう、コピーしたものは責任を持って処分しましょう。
宅急便の発送時間に間に合わない場合
なんとかもう一息でデータ入力が終わるのに、宅急便の発送時間に間に合わない、という場合は他の手段で送るしかありません。
宅急便よりはコストはかかりますが、納期を守らないと信用を失うことになるので、ここは赤字覚悟でもなんとか納期を守ることを考えるべきですよね。
宅急便以外の手段で、宅急便よりも早くつくもの、といえば、バイク便や航空便があります。航空便は宅急便業者で扱っているところがあり、通常2日かかる地域であったりしても翌日に届いたりします。またバイク便は、電話をするとすぐに引き取りに来てくれ、そのまま数時間で届けてくれることもあります。届ける先にもよりますが、少なくとも当日中には届けてくれることがほとんどです。となりの県のクライアントへの納品で、朝出してその日の午前中に届いた、ということもありました。いざ、というときはバイク便が一番早いと思います。
こんなふうにして、私はピンチを何度も切り抜けてきたわけなんですが(もちろん切り抜けられず失敗することもありましたが…)、本当ならギリギリに納品するようなことにならないよう、十分にスケジュールに余裕を持って作業を進めるのが一番なんですよね。まずはきちんと計画を立てて、仕事を進めていくことが大切です。
それでも、万全の体制で仕事をしていても、ハプニングはいつ起きるかわからないので、万が一の時の手段として、上記のようなやり方もある、という程度に抑えておくといいかな、と思います。