OCRというのを知っていますか?在宅ワークでデータ入力をするには、あるととても便利なものです。
OCRってなに?
OCRというのは、画像から文字を判別し、自動的にデータにしてくれるソフトです。クライアントから原稿が画像で配布された時はもちろんですが、自分でスキャナを持っていれば、FAXや紙で送られてきた原稿でもOCRを使ってデータを作ることができます。
自動といっても、ソフトによっては誤認識もあるので自分で修正する必要がありますが、大量の文字を入力する場合などは、一文字ずつ自分で入力するより、OCRを使うほうがかなり効率的です。
OCRソフトは、さまざまな文書に対応しているので、名刺をスキャンしてデータベースを自動的に作成してくれたり、表組みのある文書でも罫線を読み込み、エクセルデータとして作成したりすることもできます。使いこなせれば、データ入力のあらゆる場面で役立つソフトです。
OCRが役立つ場面
私の場合、やはり主にはテキスト入力でOCRが役立ちました。原稿が思ったより多いときやひとつずつ打ち込んでいたのでは納期に間に合わない!というときにもOCRなら家事などをしている間に勝手に読み込んでくれるので作業時間を大幅に短縮できるんですね。
OCRソフトを使うにはスキャナを持っている必要があります。スキャナはオートドキュメントフィーダといって、複数の原稿でもセットしておくと自動で1枚ずつ読み込んでくれるオプションをつけておくのがオススメです。1枚ずつ手動でやっていると、いちいちスキャンが終わるたびに原稿を差し替えなければいけないのでかえって時間がかかります。
オートドキュメントフィーダがついているとほおりっぱなしでスキャンされ、その後ボタンを押せばOCRが文字認識してくれるということになりますので、手で入力するよりずっと速く、大量に作業がこなせます。
おすすめのOCRソフト
私は、Winreader PROというソフトを使っていました。OCRソフトは性能によって認識度が違うのですが、Winreader PROは、誤認識が少なく、英文と日本語が混ざった文書でもきれいに認識してくれます。
また、このソフトでは1ページずつの認識ではなく、最大10000ページまで連続処理をしてくれるので、ほかの作業をしている間に認識処理を済ませてくれて、時間も有効に使えます。私も大量原稿の時は、画像をすべて登録してからまとめて連続認識をさせていました。ただし、価格が少し高いのがネックです。
お手頃な値段で、ということであれば、読んde!!ココもオススメです。ダウンロード版もあるので、欲しいと思った時にすぐに入手できます。
私が在宅ワークを始めたばかりの頃に使っていたソフトなのですが、今のバージョンは専門用語辞書を22万語以上搭載しているので、誤認識率はWinreader PROには劣るもののバージョンがあがるたびにかなり低くなってきています。
仕事を請けたはいいけれど、大量の文章で入力が追いつかない!!という時には、OCRが大活躍です。それから、”OCRを持っています”というのは、求人応募の際に、自己アピールのひとつとして使えます。クライアントは、少しでも多く作業をしてもらえるほうが助かるのですから、「OCRソフトを所持しているので、大量の文書でも効率よく入力できます」というふうに、アピールできるわけです。
ただし、OCRソフトでは手書きの文字はほとんどの場合認識できないので、原稿が手書きの時は自分で入力したほうが効率がいいかもしれません。手書き文字に対応しているものも出ていますので、必要に応じて選択するといいと思います。