在宅ワークに関する悪徳商法に共通するのは、多額のお金を取るのが目的、ということだと思います。在宅ワーク商法(内職商法)といわれる手口で請求される金額は大体30万~60万などかなり高額のことが多いようです。
お金を払ったものの紹介してもらえるはずの仕事がない、簡単に受かると言われたテストに受からないなどが一般的な被害例ですが、最悪なのはお金を払ったあと連絡がとれないなどというケースです。
これって悪徳?!
なんでもかんでも悪徳商法と判断してしまうのでは、どんな仕事も怪しく思えて、なかなか仕事を得ることができないと思います。悪徳商法ではないアウトソーシング会社やSOHOグループでもテストや必要なソフトをそろえるように言われることは実際にあります。
最初にテスト=悪徳商法!
専用ソフトが必要=悪徳商法!
などのように安易に考えないようにするのも必要かな、と思います。
私のグループでも”トライアル”として、登録する前にテストを受けていただいていましたし、仕事によっては専用のソフトを準備してもらうこともありました。でもその場合、”トライアル”はもちろん無料、専用ソフトが必要な場合は募集時にお伝えし、納得の上でお仕事に参加していただけるようにしていました。
それに用意する、といっても、何十万もするソフトなどを求めることはありません。無料で入手できるソフトや、クライアントから提供してもらったソフトなどを準備してもらう程度です。そういったことに、いちいち多額のお金を求めてくるのが悪徳商法なんですよね。
よく確認してみよう
何かのお仕事に応募してみたい、資料を請求してみたい、と思った時には、必ず契約内容や必要な費用などを確認し、納得できるものなのかどうか、チェックしてみてください。アタマから「悪徳商法じゃないの?」と疑ってかかるような聞き方は、普通のクライアントには大変失礼なことになるので、そのあたりに注意しながら確認をとるといいと思います。
…とはいえ、優良なクライアントさんは、ワーカーさんたちが悪徳商法に敏感になっていることも承知していますので、契約書やホームページ上などなんらかの形で、必要なものやお金がかかるかどうかという点についてきちんと説明してくれていると思います。どんな場合でもそうですが、「確認」というのは仕事をする上でとても大切な作業です。
悪徳商法にひっかからないためにどうすればいいのか。
在宅ワークについても同じことで、まずは最初の確認をきちんと行う。これが悪徳商法の被害にあうことを防ぐために、一番重要なのではないかと思います。