SOHOグループとは
SOHOグループというのは、個人のSOHOワーカーが数人でチームを組んで仕事をしている方達のことです。私もこのSOHOグループのリーダーをしていたわけですが、在宅ワークを始めた当初は、いろいろなグループに登録してそこからお仕事をいただいていました。
SOHOグループの規模は、私のように数百名の登録者で成り立つものから、少数精鋭のグループ、地域限定で活動しているグループなどいろいろとあります。
SOHOグループに登録するメリット
普通なら、仕事は自分で探してこなければならないのですが、SOHOグループではほとんどの場合グループリーダーが営業をしてくれるので、仕事を自分で探す必要がありません。またクライアントとのやりとりの窓口もリーダーがしてくれるので、そういった面でのわずらわしさもありません。
私もそうでしたが、個人では無理だけどグループにならお願いしたい、という仕事もたくさんありました。結局、クライアント側としても、たくさんの個人に仕事を依頼するより、グループにお願いしたほうが複数人の仕事をとりまとめてくれるので、ラクなんですね。ですので、個人で営業するのと平行してグループに参加しておくことで、仕事を得るチャンスが広がります。
初心者の場合は、実績がないためなかなか仕事を得るのが難しいので、最初はSOHOグループに登録して仕事をまわしてもらう、というのもひとつの手です。
SOHOグループに参加するときの心得
よく初心者の方にありがちなのですが、注意しなくてはならないのはSOHOグループのリーダーは初心者にも丁寧に仕事を教えてくれる人だと勘違いしないようにすることです。
私のグループに登録されていた方の中で、初心者の方に時々あったのが、
「圧縮の仕方がわかりません」
「ファイル形式ってなんですか?」
といった質問でした。
もし相手がクライアントでも同じ質問をするでしょうか?
会社の新入社員であれば、先輩社員に仕事を教えてもらって育っていくのですが、SOHOとして仕事をしている以上、グループに参加するとしても、やはり個人個人が”プロ”として参加するわけです。”同じ会社に入った新入社員”ではなく、”個人事業主の集まり”なんですね。
ですから、あくまでもSOHOグループのリーダー=仕事を依頼してくれる人=クライアントという認識を持つことが大切です。
実際、リーダーをしていた立場から言うと手のかかるワーカーさんに仕事を依頼することはできるだけ避けたいと思うものです。リーダーとしても営業やクライアントとのやりとり、仕事上での質問事項や問い合わせへの応対、作業してくれるワーカーさんの管理など仕事の量も膨大なので、初歩的な質問に親切に答えている時間はありません。(なかには指導をしてくれる親切なリーダーさんもいらっしゃいますが…)
そのあたりの認識をきちんと持った上で、SOHOグループに参加するようにしましょう。
SOHOグループは、求人情報に「グループ登録スタッフ募集」などといった形で時々人員を募集していることがあります。仕事情報を掲載しているサイトを閲覧して、チェックしてみるといいと思います。またホームページ上でスタッフ募集をしているグループもあるので、検索エンジンなどで検索して探すのもいいと思います。